大学の講義についてのあるある パート3

いつも座る自分の席が何となく決まっている

講義に出席し続けていると、なんとなく座る席が固定されていくものです。
同じ教室(講義室)でいつも講義を受けていると、毎回講義室に入ったときにとくに深く考えずに席につくようになります。
そしてどこに座るかによって、その人の性格が出てくることもあります。

例えば、後方の端っこに座りたがる人が必ずいるものです。
このタイプには引っ込み思案で、あまり人と関わりたくないと思っているタイプと、一応出席しているけれども真面目に聞く気はないタイプに分けることができそうです。
前者のタイプはポツン、と一人で座っていることが多いのに対して、後者は誰かと一緒にいるケースがほとんど。
当然、一緒にいる人も講義をちゃんと聞く気はありません。
前者の場合は授業前後は一人でいるのが恥ずかしくて、「寝たふり」や読書やスマホに没頭しているフリをする傾向が見られるようです。

一方で、仲のいい友達同士で講義を受ける学生たちは中央やや前の方に座る傾向が見られるようです。
学校生活を満喫している人は、後方や隅っこに座るという考えは浮かばないのでしょう。
ただ、前の方に座っているからと言って必ずしも講義を真面目に受けるとは限らないので要注意です。
そして当然のことながら、本気で講義を受けようとしている学生が最前列を占めることになります。

いつも座っている席に誰かが座っているとなんだかモヤモヤする

このように、講義に対する姿勢や本人の性格、学生生活の環境などが関わりつついつも座る席が「なんとなく」決まっていくのですが、たまにそんな席に違う人が座っていることもあります。
だいたい普段滅多に出席しない人が座ることが多いのですが、そうした状況と遭遇するとなんだかモヤモヤしてしまいます。
べつに指定席ではないので文句を言う筋合いはまったくないのですが、どうも相手が「わきまえていない」印象を持ってしまうんですね。
「ちゃんとこの講義の状況をわきまえてくれないと困るよ」みたいな。

仕方なくいつもとは違う席にすわると、どうも落ち着かない。
講義を聞いていても、なかなか思うように集中できない気がしてしまいます。
これは普段まともに講義を聞いているかどうかとは関係なく、モヤモヤがそんな感覚をもたらすのです。

厄介なのは、いつも座っている席に座った「誰か」が次回以降その席を「いつも座る席」にしてしまうケースがあること。
座席が略奪されたような気分を味わうことになります。
かといって、奪われた席を奪い返すのもバカバカしいものです。

苦手な教室と遭遇することもある

そう、これも大学の講義の面白い部分です。
どうも苦手な感じがつきまとう教室(講義室)と遭遇することもあります。
講義の内容がつまらないとか、同じ講義を受けている学生に鬱陶しいヤツがいる、といったことではなく、教室そのものに苦手意識を持ってしまう。
どうしてなのか自分でもよくわからない。
その教室に取り憑いた地縛霊を察知しているのか、単に日当たりがよくないなどの環境の違いなのか、わからないまま苦手意識を持ちながら講義を受け続けることになります。